鬱蒼と生い茂る葉に紛れ込むバッタを踏み潰しかねない葉月の項。
皆様いかがお過ごしでしょうか。家族家十入でございます。
さて、あたくし、7月に西日本へと旅をしてまいりました。神戸に夜行で降り立ちまして、そこから8月15日の終戦記念日を控えまして、広島へ。
そこで21都道府県目となる献血を行い、そこから平和記念公園へと行ってまいりました。
平和とは何か。終戦前になると声高に理想を叫ぶ人は多いものですが、あたくしはそれ以前に、こうした献血などの普段からの積み重ねこそが平和の基本中の基本だと思います。
献血を主導しているのは日本赤十字ですが、決算書を見ると、血液事業だけ別計上されているんですね。
これは血液事業を国が民営化しようとしたところ、あまりにも儲からなさすぎて誰も手をつけようとしなかったため、日本赤十字が引き受けたという経緯があるそうです。
さてこの献血ですが、社会貢献としてこれほどわかりやすく、そして手間がかからないものもないと思います。
単純な売価があるわけではないのて、簡単に算出はできませんが、血小板成分献血1回で約12万円ほどの計算になるようです。
血小板献血は年間最大12回できますから、年間144万円ほどの社会貢献ということになります。いやあ、とてつもない額ですな!
また、必要な時間もだいたい2時間ほどとなっておりまして、ルームも全国各地にありますのでお手軽さもかなりのものです。
また、血液は常に不足しているものでございます。これは保管可能期間が恐ろしく短いためで、たとえば先程、年間12回献血可能な血小板は、保管期間が4日しかないのです。
考えてみてください。血液製剤がないと死んでしまうという場面で、12万円で渡されるのと、現物が届くのと、どちらがありがたいか。言うまでもありませんな!
つまりその評価額、緊急性のどちらも高いということ。
年に一度の記念日に、平和という答えのない概念について理屈を捏ね回すくらいなら、献血ルームに行ったほうが、今まさに消え去りかねない命を救うことができるのです!目の前の命を見落として何が平和でしょうか!?
1億人が黙祷しても誰も救われませんが、100人がその日に献血をすればいくつもの命が救われるのです!
というわけで、平和を唱えるならまず、目の前に転がるわかりやすい行動をしてみてはいかがでしょうか?
さて、旅人クイズとまいりましょう!
前回はちょっとマニアックな問題でございましたね。町田を流れる「境川」。南下して行きまして、海へとつながるのは湘南のどこか。
これは意識はしていないものの、見たことがある人はとてつもなく多いと思います!
なぜならば、片瀬江ノ島駅から、実際に江ノ島へと歩く時に渡る川。これこそが境川だからです!
つまりこの答えは、「藤沢市」が正解となります!
ちなみに水源は、町田市の草戸山で、その標高は363m。
その名の通り、町田市・横浜市・大和市・鎌倉市・藤沢市といった自治体の境目が流域のほとんどを占めています。
元々は相模国と武蔵国の境目でもありまして、流域が境目ではない場所は、境目の改訂か、流域の整備によってどちらがが移動したというケースがほとんどです。
というわけで正解できましたでしょうか!?
では今回の問題です!
先日、大騒ぎとなりました「大和西大寺駅」は、神奈川の大和とは無関係。大和国と言われていた奈良県の駅でございますが、さてそれでは、そこから大和をとった「西大寺駅」は何県にある!?
①奈良県
②神奈川県
③兵庫県
④岡山県
それではまた次回!!